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「AIは人にとって脅威となるのか?」~インドの大学生と異文化PBLを実施~

2019.06.28

芝浦工業大学が事務局を務める産学官連携組織GTIコンソーシアムとPIITs(Project Indian Institute of Technologies)が主催する異文化PBL(Project Based Learning)が、2019年6月22日に芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催されました。
PIITsは、株式会社Willingsが事務局を務め、卒業後の進路選択を目的として、インド工科大学(IIT)を中心にインドの大学3年生を2ヶ月間、日本で就業体験させるプログラムを提供しています。
今回のPBLは「AIは人にとって脅威となるのか?」をテーマにインド人学生とGTIコンソーシアムに加盟する大学の学生および社会人が意見交換し、AIに関する5つのトピックをもとにディベートを行う1day異文化交流プログラムです。3回目にして初めてディベート形式での実施となりました。
日本の大学からは、芝浦工業大学はじめ、工学院大学、東京理科大学、東京大学、獨協大学の学生25人が参加しました。社会人2人、インドの大学から29人の合計56人が6人ずつに分かれてディベートを行いました。

オリエンテーションでは芝浦工業大学2人の教員によって、AIの5つの活用についてメリット、デメリットの簡単な共有が行われました。具体的には「SNSで瞬時に共有される情報」、「採用選考へのAI活用」、「IoTやナビゲーションを利用した消費の便利化」、「自動運転車やその他の交通機関」、「ディープラーニングを利用した新しい発見」をトピックにしてディベートを実施することが説明され、参加者は10のグループに分かれディベートの準備をしました。

5つのトピックに対して5つのディベートを15分ずつ実施。チームワーク、プレゼンテーションの内容、エビデンスの確保、相手チームへの反論、パフォーマンスを含めて100点満点で評価をしていきました。 最優秀賞は「SNSで瞬時に共有される情報」の肯定論を担当したAチームです。どのチームも積極的な参加や観客への訴えかけなど、全体を巻き込んだ盛り上がりのあるディベートでした。参加者からは、「日本にはあまりディベートで教育を受けることが無いため、貴重な機会だった」、「国を超えて深く話し合う機会を持てたことは面白かった」と前向きな感想が飛び交うプログラムとなりました。