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京都工芸繊維大学

千玄室氏オンライン講義「茶道を知ることにより、京都の伝統文化が世界のなかでどのような意味をもつのか考える」

2020.09.16

9月7日(月)に、本学の授業「京の伝統工芸-知 美 技-」において、本学顧問であり茶道・裏千家前家元の千玄室氏を講師として招いたオンライン講義を行いました。

「京の伝統工芸-知 美 技-」は、2006年度から続く大学院の専攻共通科目で、「茶道を知ることにより、京都の伝統文化が世界のなかでどのような意味をもつのか考える」を目的に開講しており、毎年多くの学生が受講しています。千氏による講義は毎年行われていますが、オンライン講義は初めてのことで、コロナ禍においても、学生に「お茶の心」を伝えたいとのことから実現し、54人が受講しました。

講義では、茶道の考え方についての解説や、茶道の道具の取り合わせを挙げ、「作法とともに、自分の哲学が生まれる。あらゆる宗教を超越した奥ゆかしさがあり、相手を尊敬する気持ちが生まれてくる」と、これからの時代を生き抜く学生への熱いメッセージが語られました。

授業担当の澤田美恵子教授は、「お茶の精神性を読み取ることが大事であり、海外に日本文化を紹介するときにも役立ちます。本年度はコロナ禍での開講となりましたが、これまで以上に深い理解となっており、千氏の講義によって集大成になったと感じています」と語りました。

学生に熱く語る千氏の様子

学生に熱く語る千氏

オンラインで受講する学生の様子

オンラインで受講する学生