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岡山大学

国連UNCTADの政府間年次会合「第25回CSTD(在ジュネーブ)」の公式サイドイベントに招待参加しました

教育

産学連携

2022.04.08

 3月30日、国連貿易開発会議(UNCTAD)の主要加盟国43ヶ国で構成される「開発のための科学技術委員会(CSTD:Commission on Science and Technology for Development)」の政府間年次会合「第25回CSTD」公式サイドイベント(主催:UNCTAD、タイ政府代表部)が開催され、本学から那須保友研究担当理事および横井篤文上席副学長(特命(グローバル・エンゲージメント戦略)担当)が招待参加しました。
 サイドイベントは、「Bioeconomy, circular economy and green economy for sustainable development」をテーマに、Shamika Sirimanne(シャミカ・シリマン)UNCTADテクノロジー・ロジスティクス局長が開会のあいさつを行い、Lily Eurwilaichitr(リリー・ユーウィライチトル)タイ国立科学技術開発庁副長官が「バイオ経済」、「循環経済」、「グリーン経済」を統合した「Bio-Circular-Green(BCG)経済モデル」についてタイにおける展開を紹介しました。また、Rongvudhi VIRABUTR(ロンブディ・ヴィラバトル)在ジュネーブ国際連合事務所・国際機関タイ政府代表部大使・次席代表がモデレーターを務め、本学の那須理事をはじめとする各国の有識者らがパネリストとして、それぞれの取り組みを発表しました。
 那須理事は、「BCG Model in medical and wellness sector」と題して、BCG経済モデルの主要分野の一つである「ヘルスケアと医療サービス」の促進という観点から、日本政府の最新プロジェクトで、この3月に、岡山県吉備中央町を含む3つの地域を指定した国家戦略特別区域(デジタル田園健康特区)を紹介しました。デジタル田園健康特区は、デジタル技術の活用によって、人口減少、少子高齢化など、地域における健康・医療をはじめとする地域の課題解決に重点的に取り組み、地域のデジタル化と規制改革を強力に推進することを趣旨・目的としています。なかでも吉備中央町は、本学をリードアーキテクトとして「救急医療における救急救命士の役割拡大」、「母子健康情報のデジタル化」、「医療や健康情報のPHR(Personal Health Record)基盤への蓄積」を中心とした構想を策定しており、今回のサイドイベントを通じて、本学の重要な取り組みとして世界に発信したことで、ますます注目が高まることが予想されます。
 
CSTD会合:
https://unctad.org/meeting/commission-science-and-technology-development-twenty-fifth-session

CSTDサイドイベント:
https://unctad.org/meeting/cstd-side-event-bioeconomy-circular-economy-and-green-economy-sustainable-development

【本件担当】
 国際部国際企画課 (TEL:086-251-7036)

 

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