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  • 勝田 梨紗子さん
  • 北海道大学農学部農業経済学科2年生
マップ 位置情報 オーストラリア Nuffield Australia Curtin Springs オーストラリア Nuffield Australia Curtin Springs
国際インターンシップ

国際インターンシップは、学生の総合的な人間力を培う実践的キャリア教育として行われる。海外における企業等での研修を通して、国際性とリーダーシップ力を醸成するとともに、グローバルな視点で自らのキャリアを構築する足がかりとすることを目的としている。

1年生秋
  • 前年度の国際インターンシップの成果報告会に参加
1年生冬~2年生春 1年生冬~2年生春
  • 2度、プログラムの説明会に参加
  • 国際連携機構の教員に相談
  • プログラムに応募
  • 2段階(書類・面談)選考審査
  • 受入研修先とのマッチング成立
  • 受入先決定
2年生春~渡航前 2年生春~渡航前
  • 事前授業5回受講
    (企業研究、地域研究、目標設定、安全・危機管理、個別面談など)
  • 語学学習
渡航直前
  • 在札幌オーストラリア領事館ロナルド・グリーン領事を訪問、渡航の挨拶

在札幌オーストラリア領事館領事の働きかけに始まり、Nuffield Australia(オーストラリアの若手農業者に、国外でその国での農業を学び理解を深める機会を提供しそのための奨学金を与える非営利団体)を介して、私のお受入先であるCurtin Springsと北海道大学「国際インターンシップ」事業が実現した。
この領事館訪問では、オーストラリアでの過ごし方からオーストラリア先住民のアボリジニの方々に関してやオージービーフについてお話を伺い、北海道先住民のアイヌの方々との共通事項や日本の牛との比較などの渡航前に勉強しておくべき視点を得た。この訪問を通じて、今回の研修は多くの機関や人々の支援を受けて実現したものであることを改めて実感し、数日後に迫った研修に胸を膨らませるとともに身の引き締まる思いであった。

留学体験談

積極的な姿勢が鍵に現地農場で就労体験

1年生の夏休みに参加した、「グローバル・キャリア・デザイン(ファースト・ステップ・プログラム)」という海外研修の授業で、海外でキャリアを積んでいる日本人の方々からご講話を頂く機会を得ました。また、この授業を履修したことをきっかけに、今回参加した「国際インターンシップ」というプログラムを知りました。
大学生の間に海外で働く経験を積むことができる本プログラムはとても魅力的でした。しかし、1年生の時に参加した研修と違い、海外での就労現場に1人で参加することに関して、参加するかどうか迷っていました。
そこで、海外研修を引率してくれた先生や両親とよく相談してみて、迷うくらいなら応募してみようと思い、参加を決意しました。

留学先では疑問を残さずに研修を終えることを目標に、わからないことは何でも質問していくということを心がけました。
冬(私が研修させていただいた頃)が観光シーズンで繁忙期のため、Curtin Springsのスタッフの皆さんが忙しくしている中、即戦力になれない私にわざわざ時間を割いてもらうことは、はばかられました。
しかし、2週間という短い研修期間だからこそ「充実した研修にして帰りたい」と思い、すぐに気持ちを切り替えて、積極的な姿勢で質問や話を聞くことに注力しました。
また、ペーパーツアー(※)時にツアー参加者が紙漉きを体験してもらう場面があります。このツアーへ同行を重ねるうちに、参加者へ英語で紙を漉く方法や上手く漉くコツを教えることができるようになりました。積極的に自分にできることを探して取り組み、その姿勢が実を結んだと感じました。

※ペーパーツアー
Curtin Springsでは敷地内に自生している草からハンドメイドで紙を作っている。その過程と紙作りの体験、中央オーストラリアへ入植し現在に至るまでのオーナー家族の歴史を知ることのできる約1時間のツアーとなっている。

留学体験写真

“日本”という常識にとらわれない留学で広がった自分の可能性

苦労したのは、やはり語学的な問題でした。周りには日本語を話せる人は1人もいない中、当初から研修終了時まで英語でのコミュニケーションにはとても苦労を強いられました。
ALTの経験を持つ、オーナー家族の1人のエイミーさんから、普段の何気ない時に"英語で考える"ことを習慣にしたらいいよ、とアドバイスをいただき、帰国してからはそのアドバイスを意識し英語で考えることを習慣的に行っています。
また、全くの異文化で、即戦力になれない中、自分の存在をアピールし、自分ができることを伝えて認めてもらい任せてもらうことにも苦労しました。単なる見学者ではなくインターン生として扱ってもらえるように「私にさせていただけませんか」とお願いしたこともありました。ここでも積極性が問われた場面だったと思います。

本プログラムを経験して、自分とは異なる文化の中でどう過ごすのか、ということを学びました。
今回私を受け入れてくださった研修先のCurtin Springsでは、たくさんの方がワーキングホリデーで働いています。休憩時間や勤務時間に中国、フィリピン、ドイツ、フランス、インドネシアから来て働いている人とたくさん会話をし、そこで、これまでの自分がいかに日本を基準にして物事を考えていたのかに気づかされました。
私は将来機会があるのなら海外でも働いてみたいと思っています。私はずっと日本での生活しか知らず、それを常識として生きてきました。海外で就労する際は、自分では思いつかないような考え方を受け入れる心の広さや異文化理解が重要だと考えるようになりました。

留学体験写真

1日の流れ

8:00
モーテルにてハウスキーピング研修
(ベッドメイキング、掃除、洗濯など)
10:30
ペーパーツアーに同行
13:00
管理業務全般の研修
(収支、人事、モーテルの予約業務など)
14:00
放牧地の改良や私道の拡張作業に同行
16:00
生態学者(リザード研究者)に同行
(私の研修期間中にCurtin Springsでは、中央オーストラリアの生態系調査の一環として生態学者2名を受け入れ、敷地内で生態調査を行っていた)

留学をしたい人へ

もし、現在の私が今回の研修で日本を発つ前の私に声を掛けるのなら、不安になりすぎないで、ということを伝えたいです。
留学準備を重ねても出発前は不安を感じることもありますが、「何とかなるだろう」という楽観的な考え方に切り替えた方が良いと思います。本当に起こるかどうかわからない心配事に囚われるよりも、これからの異国の地での生活に期待を膨らませておく方が良いです。
私は、より長期の留学をするべく現在準備中です。
海外で自分の専門分野を学ぶには語学力がまだまだ不十分な上、留学先で苦労することもたくさんあるとは思います。「きっと何とかなるだろう」と前向きにお互い頑張りましょう。

case.1 北海道大学 勝田 梨紗子さん|積極的な姿勢が実を結んだ海外インターンシップ
case.2 立教大学 久能 弘暉さん|インドネシアで行った子どもたちの夢を広げる社会貢献プログラム
case.3 岡山大学 松本 颯太さん|ユースサミットに参加世界を変えるためにできること
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