
構想の概要
立命館アジア太平洋大学(APU)は、「自由・平和・ヒューマニティ」、「国際相互理解」、「アジア太平洋の未来創造」という開学時からの基本理念を前提として、世界90カ国・地域(2016年11月1日現在)から学生が集う、世界でも稀有な「多文化教育環境の大学(マルチカルチュラル・キャンパス)」を実現しました。こうした到達点に立脚して、APUは「世界No.1のGlobal Learning University」へと進化します。
APUが実現した多文化環境
アジア太平洋地域の未来創造に貢献できる人材の養成と新たな学問の創造を目的に、「3つの50」と呼ばれる目標を掲げて2000年に開学したAPU。キャンパス環境と教育・研究のグローバル化に全力で取り組んできた結果、全学生の約50%が国際学生※、教員の約50%が外国籍、国際学生の出身国・地域50以上という多文化環境を実現しました。
※国際学生とは、在留資格が「留学」である学生を指します。
〈 これまでに実現した3つの「50」 〉
多様性を支えてきた教育システム
専門科目の大半が日英二言語で開講されており、英語のみで学修しても卒業が可能です。世界から高い志を持ってAPUに集まった学生たちと切磋琢磨しながら国際人として成長できる環境があります。また、大規模な秋入学・秋卒業の実施や、クオーター制の導入など国際通用性の高いシステムを採用しているのも特徴です。
APUのこれから―世界No.1のGlobal Learning Universityへ
スーパーグローバル大学創成支援事業では、新たな目標として「4つの100」を設定し、一層進化した「グローバル・コミュニティ」の実現と、それを土台とした教育・研究のさらなるグローバル化を目指します。
より多くの国・地域から国際学生が集まる学びの環境を構築し、卒業生や企業、地域社会、また海外提携校との連携を強化することで、学生が世界の人々と関わりながら大きく成長できる機会を設けます。
〈 今後APUが目指す4つの「100」 〉
OBJECTIVE1
常に100カ国・地域以上の学生が学ぶ圧倒的な多国籍環境を実現します
OBJECTIVE2
外国籍教員および海外の大学で学位を取得した教員の比率を約90%にします
OBJECTIVE3
10ヵ国・地域以上の外国籍の友人がいる学生の比率を100%にします
OBJECTIVE4
学生の70%が3言語の言語運用能力を獲得することを目指します
OBJECTIVE5
50科目でGlobal Alumni Lecture※を開講します
※世界で活躍する卒業生と連携した科目
OBJECTIVE6
在籍中に全ての国内学生が海外を経験することを目指します
OBJECTIVE7
多文化・異文化経験の場として、国際教育寮を初年次学生の100%が活用できるようにします
OBJECTIVE8
国内学生と国際学生が共に学ぶ多文化協働学修の授業を100%にします
OBJECTIVE9
オナーズプログラムを実施し、Global Learningを牽引するリーダーを育成します