国際大学

第10回「IUJむすびばカレッジ」を開催いたしました

2023.11.24

11月18日(土)に「IUJむすびばカレッジ」を開催しました。記念すべき第10回目の講演は加藤宏副学長(国際関係学研究科教授)が登壇しました。「開発途上国への援助は必要なのか」と題し、長年独立行政法人国際協力機構(JICA)に従事されてきた加藤先生の見解を分かりやすく説明しました。

 

年間総額2兆円を超える大金が他国の為に使われているという事に疑問を抱く方も多いかもしれません。しかし実際には、資金贈与だけではなく借款(貸付、返済あり)も多く、途上国の経済インフラを作ることでその国の国力が上がり援助金返済につながるシステムがあることが分かりました。また政府開発援助(ODA)を続ける理由のひとつに、援助供与国である日本がめぐりめぐって利益を受けるためという「共通利益」「自己利益」について様々な実例を交えて解説しました。

 

Q&Aセッションでは多くの質問が飛び交い、地元の高校生より、「日本が今後ODAとしてどのような援助をするべきなのか、新しい方法を取り入れるべきなのか」という質問がありました。国の発展に一番大切なのはインフラと人材の育成であること、そして日本の国状に見合った援助をすることが大切である、と加藤先生がJICAで培われた経験からお話されました。国際大学はJICA派遣によるアジアやアフリカ人の学生が非常に多い大学です。国際大学での学びを通じ、国を引っ張っていくようなリーダーの育成、人材育成に力を入れていきたいと述べ講義を締めくくりました。

 

1年を通しむすびばカレッジに足を運んでくださった地域の皆様に感謝申し上げます。今回高校生の姿が大変多くみられ、またリピーターとして参加してくださったみなさまも含め、多くの方々と国際大学が交流する場となりました。おかげさまで来年1月からの継続も決まり、「IUJむすびばカレッジ Season 2」としてさらにバラエティー豊かな講義内容、みなさまに関心をもっていただけるような時事問題を取り上げていきたいと思います。南魚沼市共催のもと、地域に溶け込んでいく活動の一つとして取り組んでまいります。

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「IUJむすびばカレッジ」とは...
国際大学の教員が自身の研究・教育分野の視点から地域のみなさまの生活に身近なトピックを取り上げ講話いたします。対話を通じて市民のみなさまに国際大学の教員や学生、研究分野等についてさらに知っていただくための交流の場を創出することを企図しています。相互の交流の機会を通して、国際理解や「内なる国際化」にも繋げていけることを期待しています。

 

20231月より毎月第3土曜日(8月・12月を除く)にJR上越線 六日町駅 南魚沼市事業創発拠点MUSUBI-BAにて開催しています。

参加費用は無料、事前登録制です。詳しくは専用ウェブサイトをご覧ください。

 

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