第6回OPEN TECHシンポジウムを開催しました(テーマ:ゴム科学研究センター第5回公開講演会)

2017.12.28

 平成29年12月1日(金)、本学のスーパーグローバル大学推進拠点は、「OPEN-TECH INNOVATION」(スーパーグローバル大学創成支援事業)として、平成29年度第6回OPEN TECHシンポジウムを開催し、学外者および本学学生や教職員など20名の来場がありました。

 

 本シンポジウムでは、プリンスオブソンクラ大学よりAssist. Prof. Dr. Kannika Sahakaro(カンニカ サハカロ)氏を、マヒドン大学よりAssoc. Prof. Dr. Pranee Phinyocheep(プラニー ピインヨチープ)氏をお招きし、ご講演いただきました。  

 Sahakaro氏は、特にゴムの充填剤であるシリカの補強の研究分野における専門家であり、シリカ充填ゴムコンパウンドの物性に影響を及ぼす要因を中心に、ゴムコンポジットの基礎科学からタイヤ技術への応用まで説明されました。さらに、タイヤ工業で促進剤として使われているジフェニルグアニジンの代替物となり得る試薬について説明されました。また、酸化チタン微粒子を用いた天然ゴムの紫外線耐性と光触媒特性の向上に関する興味深い話題についてお話いただきました。               

 次に、Phinyocheep氏は、天然ゴムの機能性材料としての汎用性を高めるための天然ゴムの化学修飾を精力的に研究されており、その研究成果について詳しくお話いただきました。  

 それぞれのご講演後には議論する時間が設けられ、参加者が自分の研究分野と絡めた質問をし、建設的な意見交換が行われました。

 

 これらのご講演にはゴム化学技術の一般的な内容から、より専門的な内容、さらには最近のタイヤ工業の動向まで含まれており、ゴム科学の専門家でない人にとってもその分野の研究者にとっても大変有意義なものになりました。特に学生にとって、新たなゴム科学の知識を増やすだけでなく、英語によるご講演を拝聴し英語で議論を行うことにより、国際社会で活躍できる人材育成の場となりました。