京都工芸繊維大学

KYOTO Design Lab デザインリサーチャー・イン・レジデンスの岩渕正樹氏の論文が国際学会「Pivot 2020」にて採択、発表をおこないました

2020.09.14

「Pivot 2020」は、2020年6月4日にテュレーン大学のPhyllis M. Taylor Center for Social Innovation and Design Thinkingと、The Pluriversal Design Special Interest Group of the Design Research Society (DRS)と共催でおこなわれる、多元的世界を再定義し、流動的な中心性、方法論、認識論、存在論をめぐる会話を促進するための、Pluriversal Design(多元的デザイン)についての世界ではじめての国際学会です。

この学会にて、KYOTO Design Lab[D-lab]2019年度デザインリサーチャー・イン・レジデンスとして滞在研究をおこなった岩渕正樹氏の研究内容をまとめた水野大二郎特任教授との共著論文が「DECENTERING FUTURES」セッションにおいて採択されました。

デザインリサーチャー・イン・レジデンスは、(Re)Generative Designをテーマにした、ラディカルな発想や制作に基づく研究プロジェクトを本学教員と協働で展開するレジデンスプログラムです。

本プログラム初の参加となった岩渕正樹氏(パーソンズ美術大学・当時)は、アメリカ・カーネギーメロン大学デザイン学部によって提唱された持続可能な未来に移行するための超包括的デザインアプローチ「トランジションデザイン」を用い、京都をケーススタディとしたデザインリサーチプロジェクトに取り組みました。いまだ具体的なデザインプロセスや成果物が提出されていなかった「トランジションデザイン」において、広範に及ぶ利害調整やアイデア発想を可視化するツールとそれを用いた未来シナリオや人工物の開発をおこないました。

論文のアブストラクトなど、詳しくは下記のリンクをご覧ください。
Speculation of The Purpose of Life in 2050 from Kyoto - Case Study on Transition Design in Japan | Pivot 2020

学会での発表は下記の動画内で公開されています。合わせてぜひご覧ください。

D-labサイト掲載記事もご覧ください。