関西学院大学

国連・外交フォーラム 2018 vol.3 関西学院大学×UN Women主催 特別講演を開催(10/28)

2018.11.01

UNWomen 石川氏.jpg関西学院大学国連・外交統括センターは10月28日(日)、西宮上ケ原キャンパスにて、国連・外交フォーラム 2018 vol.3として、関西学院大学×UN Women主催 特別講演『SDGs 目標5を考える「あっ!こんなところにジェンダー課題」-無意識な性別固定観念を考えへん?-』を開催しました。 講師に本学社会学部の卒業生であるUN Women日本事務所所長 石川雅恵(いしかわ かえ)氏をお招きし、「持続可能開発目標(SDGs)目標5とジェンダーの固定概念」をテーマにお話いただきました。

UN Women 石川様講演

講演で石川氏は、はじめにご自身のキャリアパスを紹介し、UN Womenの優先課題5項目について説明しました。また、女性のリーダーシップと政治参画、女性の経済的エンパワーメント等について解説し、ジェンダーの課題の解決策については女性の視点を反映させることが有効であるものの、国連加盟国140か国の中でジェンダー平等を実現している国が一つもない現実と、ソフト・ハード両面の改革に取り組む中、特に意識改革の難しさに対峙している、と述べました。
具体的な活動例として、女性の権利と完全な男女平等を支援する世界規模の男女連帯運動の促進を目的とした活動「HeForShe」の普及への貢献や、地方自治体と連携して教育イベントを展開する取組み等が紹介されました。また講演の最後には、「今日帰り道で見る広告に、どんなジェンダーステレオタイプが存在しているか考えてみてください」と呼びかけました。石川氏の熱意溢れる講義に、70名近い聴衆は非常に興味深く聞き入っていました。

UN Women 石川様講演

基調講演のあと、質疑応答の形式でオープンディスカッションも行いました。 「日本でUN Women日本事務所として貢献できていると実感できることはあるか?」「HeForSheの親善大使はなぜ皆女性なのか?男性にこそ頼んではどうか」「差別と区別の境界線はどこにあるのか?」「日本の女性活躍推進の旗手は政府だが、実際政界や官庁の主要ポストに女性が少ないのはなぜか?」など、それぞれの立場での経験を踏まえた質問や意見が多数寄せられ、活発な意見交換となりました。石川氏は一つ一つに率直に答え、また質問を返すなどして意図を掘り下げつつ、的確にアドバイスしました。

UN Women 石川様講演

国連・外交統括センター村田教授とUN Women日本事務所長石川氏

終わりに、進行を務めた国連・外交統括センターの村田俊一教授からの総括として、「石川さんは一貫して「一人一人、顔の見える人間の問題」としてジェンダー平等に取り組んでこられた。20世紀から21世紀にかけてグローバルな規範の中で一番進化したのはジェンダー課題であり、日本がこの課題においてもリーダーシップを取れることを目標にさらにUN Women日本事務所に活躍してほしい。そのための最重要課題は教育。女性の選択の可能性を広げるべく、石川さんとUN Women日本事務所の今後に引き続き期待すると共に、我々も貢献していきたい。」と述べられ、活気に満ちたディスカッションが終了しました。

関西学院大学国連・外交統括センターでは、今後も国連・国際機関などと協力し、学生の皆さんがジェンダー課題などグローバル課題を解決する力を養うため、様々な機会を提供していきます。