関西学院大学

大学院副専攻「国連・外交コース」オープンセミナーを開催(12/08)

2018.12.13

関西学院大学国連・外交統括センターは12月8日(土)、西宮上ケ原キャンパスにて、国連開発計画(UNDP)駐日代表 近藤哲生氏による「国連・外交コース」オープンセミナーを開催しました。 本セミナーは、⼤学院副専攻「国連・外交コース」の授業を学生および⼀般の皆さまに体験していただく機会として、例年数回実施しています。


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まず初めに、1966年、2つの国連技術協力機関(国連特別基金と国連拡大技術援助計画)の統合で発足し、2016年に創設50年を迎えたUNDPの創成期から今日までの活動について紹介し、次いで国連の掲げるSDGsについて、その理念と目標を大変分かり易く説明されました。SDGsの17のゴールは地球上の解決すべき問題すべてを網羅しているものであり、UNDPの"Development-開発"とは問題解決を目指して知恵と力をひねり出すことだと参加者に語り掛けました。

続いて、開発途上国への日本による援助と貢献について紹介され、国連防災会議が3回連続で日本開催されるなど、日本の防災対策の水準の高さが各国で注目されていること、太陽電池や津波のデータ解析システム等、UNDPがステークホルダーと共に日本の高い技術力をもって開発途上国の様々な問題解決に貢献している具体的な事例もご説明くださいました。

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近藤代表はアフリカ中央部のチャド勤務の経験を交え、困難を克服する過程についてもお話くださいました。統計的データを基に、自国の繁栄につながる最善の道が児童婚禁止やジェンダー平等であるという認識を浸透させるのは容易ではないとしながらも、粘り強い働きかけこそが道を開くと身をもって実感したと、語られました。

 

 

 

 

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関西学院大学の理念である"Mastery for Service"はSDGsの"No One Left Behind"と呼応するものがある、学びを深めて世界に貢献するという目標を実現してほしいと、講義を締めくくられました。続いて質疑応答の時間となり、熱心な質問が最後まで寄せられました。UNDPの発行する人間開発報告書も、その活動と政策提言を理解する参考になるので、是非閲読してほしいと話されました。
近藤代表は、SDGsは地球市民の喫緊の課題であり、個々が解決への参加意識を持ち行動することの重要性を強く呼びかけられて、24名の参加者は熱心にメモを取りご講義に聞き入っていました。