奈良先端科学技術大学院大学

第16回グローバルキャンパス・イベントを開催(2019/1/9)

2019.01.25

 1月9日(水)、本学研修ホールにおいて、第16回"NAIST Tea Time"を開催しました。本イベントは、本学スーパーグローバル大学創成事業構想に基づき、異文化混在グローバルキャンパスの充実を図るため、CISSが核となり、様々な文化的背景を持つ本学の教職員及び学生に、相互理解を深める機会を提供しているものです。

 今回は、新春特別企画として、本学物質事務室職員の松井氏を書道講師にお招きし、本学留学生と日本人学生を対象に書初め体験を実施しました。

 まず、CISSのRobert Kingアドバイザー・コーディネーターが、書初めに使用する道具の名称や筆の握り方など、書道に関する基礎知識を留学生に説明しました。次に、講師による、漢字の楷書体を草書体に崩して書くデモンストレーションが行われ、その筆さばきに留学生たちは感心し、熱心に見入っていました。

 その後学生たちは5つのグループに分かれ、名前を漢字にした当て字や書初めで人気のある単語のお手本を参考にしながら、書道の練習を行いました。各テーブルに配置された日本人学生は、留学生に漢字の書き方や筆の使い方を英語で説明するなど、書道の魅力を伝えてくれました。筆や漢字に初めて触れる留学生も何名かいましたが、日本人学生や講師に手伝ってもらい、難しい漢字でもあきらめずに一筆一筆丁寧に仕上げる姿が見られました。最後に、各々が好きな漢字を色紙に清書し、大学名が入った落款を押して作品を完成させました。

 書初めの後、参加者たちはリフレッシュメントとして振る舞われたぜんざいと緑茶を味わいながら、自分の作品の出来栄えなどについて歓談を楽しみました。今回のイベントでは、参加者約40名が集い、留学生は募集の定員に達する盛況ぶりで、書道を通して学生同士が交流を深める有意義な時間となりました。



講師による漢字の書体を変化させるデモンストレーションに見入る参加者たち

楷書体から草書体への崩し字を実演した講師の作品

グループに分かれて書道の練習を行う留学生と、そのサポートを行う日本人学生

リフレッシュメントとして振る舞われたぜんざいと、口直しの塩昆布

最後に、自分の作品を掲げて集合写真