創価大学

内閣府主催の青年国際交流の一つ「世界青年の船」事業に本学学生2名が参加

学生活動

2019.04.16

内閣府主催の「世界青年の船」事業に、本学理工学部2年の天笠英治郎さん(Global Citizenship Program所属)と文学部2年の玉川直美さんが参加し、1月19日〜3月1日までの約40日間、日本での研修と船の上でのセミナー、ワークショップ等に参加しました。

多様なバックグラウンドを持つ青年が参加する「世界青年の船」事業は、世界各地から集まった青年同士のディスカッションや文化交流、有識者によるセミナーの受講や参加者主体のワークショップの開催等を実施しています。異文化対応力やコミュニケーション力を高め、リーダーシップやマネジメント力の向上を図るとともに、相互理解を深め、国際協調の精神を育てることにより、国際化や多様化の進展する各分野でリーダーシップを発揮して、社会貢献を行うことが出来る青年を育成することが目的です。
本年は、日本、オーストラリア、ソロモン諸島、バヌアツ、エクアドル、チリ、ギリシャ、スウェーデン、アラブ首長国連邦、トルコ、タンザニアの11ヶ国・地域から約250人の青年が集いました。船の上で、約1ヶ月間過ごし、オーストラリアなどを訪問しました。

参加した天笠さんは、「このプログラムへの参加を通して、文化紹介を行うというプレゼンテーションの場で一つの演目のリーダーをしたり、海外青年を含めた委員会活動などで副リーダーをしたりとリーダーシップを鍛えられることや、国際協力についてディスカッションを行なったりと日常では経験し難い貴重な体験をすることができました。特にコースディスカッションでは英語で海外青年と議論する機会が多くありましたが、グローバル・シティズンシップ・プログラム(GCP)の授業内でも英語でディスカッションすることが多かったこともあり、2年間で培ったスキルがこのプログラムを通して実用的なものになったと実感しました。8月からは交換留学生としてタイに行きます。GCPや理工学部で学んだ知識やスキルが身に着くよう挑戦していきます」と語りました。


玉川さんは、「研修を通して、文化、宗教、教育、食習慣、ジェンダーの考え方など、様々な価値観に出会い、自分の考えが広がりました。印象的だった場面の一つは、エクアドルの子が自分の民族の文化を話してくれたことです。熱く語っている姿を見る中で、私も『自分』というものを形作ってくれたことや大切にしている信念など、自身のことを発信していくことの大切さを感じました。日本文化紹介のパフォーマンスでは、ソーラン節のリーダーをつとめました。オーストラリアメンバーと一緒に練習をして迎えた、ダーウィンで行われたピース・セレモニーでの舞台など、計4回披露したことも思い出の一つです。今後は、人と調和していく力を生かしたリーダーシップを発揮できる人になりたいと思っています。引き続き、語学力の向上と専門知識の習得に励んでいきます」と述べました。

 

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