創価大学

文学部の菅野博史教授が中国人民大学で講演しました

大学連携

研究

2019.07.16

6月27日(木)、北京市の中国人民大学において、文学部の菅野博史教授が「日本の中国仏教研究の新展開」と題して講演し、人民大学・中央民族大学・中国社会科学院の研究者や大学院生らが参加しました。


本講演会は、中国人民大学の国際仏学研究中心・仏教と宗教学理論研究所・哲学院・宗教学高等研究院が主催するものです。講演で菅野教授は、大乗経典に対する中国の注釈書に対する自身の研究を中心に、最近の日本における中国仏教研究を紹介しました。

また、6月29日(土)~30日(日)、中国人民大学において、中国の人民大学・日本の東洋大学・韓国の金剛大学校の3大学が共催する「第八回中日韓国際仏学会議」が開かれ、菅野教授はコメンテーターを務めました。この会議は、2012年から毎年、各国持ち回りで開催されています。今回は、「偽経と東アジア仏教」という総合テーマを掲げ、10人の研究者らが発表しました。菅野教授は、日本から参加した東京大学大学院の蓑輪顕量教授の「日本の偽経について」と題する発表に対してコメントをしました。


これまで菅野教授は中国人民大学の客員教授として、全8回の会議に参加し、1回の発表、6回のコメンテーターを務めました。今回の訪中を振り返り菅野教授は、「今後も東アジアの仏教の学術交流に貢献したいと思います」と述べました。