東北大学

バンコクにも海外同窓会の輪 "東北大学タイ萩友会"が発足

2018.03.01

 2018年1月20日(土)バンコクにて、東北大学の帰国留学生を中心に設立された同窓会組織であるタイ萩友会の発足を記念し、「Smart Technology 4.0 for Natural Disaster Awareness」をテーマとした第1回同窓会セミナーが開催されました。
 本学からは、里見進総長、植木俊哉理事、山口昌弘副理事、タイ萩友会の本学側アドバイザーである末松和子教授(高度教養教育・学生支援機構)のほか、セミナー講演者として、加藤和雄名誉教授(農学研究科)、風間聡教授(工学研究科)、Anawat Suppasri准教授(災害科学国際研究所)が出席し、タイ萩友会からは約50名の同窓生が集まりました。

 

 里見総長は開催挨拶において、「遠くタイから仙台に留学し、東北大学で学んだことや培った人脈を活かして帰国後も活躍されている同窓生に会うことができるのは大変嬉しい。そして、本学との架け橋となるべく同窓会組織を立ち上げていただいたことに感謝申し上げる。同窓生のためにも、母校を益々誇りに思っていただけるよう、東北大学の教育研究を充実させたい。」と述べました。

 タイ萩友会長に就任した泰日工業大学情報学部長のDr. Ruttikorn Varakulsiripunthは「タイ国内で活躍する東北大学の同窓生は年々増えている。彼らから日本、仙台での経験を懐かしみ、母校との繋がりを求める声が多く聞かれた。皆様の理解と協力を得てタイ萩友会が発足し、本日、里見総長を迎えて第1回セミナーを開催できたことを喜びたい。」と述べました。

 

 セミナーでは、特別講演として加藤名誉教授と共同研究者/タイ萩友会員であるChollada Buranakarl教授(チュラロンコン大学)から応用動物科学分野におけるタイ王室から支援を受けた共同研究の紹介に続き、テーマに沿って、風間教授からタイにおける洪水、土砂災害や河岸・海岸浸食、Suppasri准教授から津波災害、タイ萩友会員からSerre Supratid准教授(ランギット大学)による水循環の管理の研究について、それぞれ報告されました。加速度的に進化するテクノロジーをいかに減災や防災に役立てるか、東北大学と同窓生による研究成果や取り組みに高い関心が示され、参加者と活発な質疑応答も行われました。
 セミナーの最後のパネルセッションでは、報告講演に参加した風間教授、Suppasri准教授、Supratid准教授とともに、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)から沼田尚道アジア連携センター長がパネリストとして参加し、自然災害時におけるICT利活用につき歴史的観点を含め議論を深められました。同氏は2013年6月~2014年7月に本学電気通信研究所特任教授として耐災害ICTの研究開発に携わった経験をお持ちです。パネルセッション終了後、関係者との懇談で「東北大学の研究開発力の高さは実際に仙台で目の当たりにしました。一方、このように同窓生を大切にし、同窓生のポテンシャルと東北大学で培われた人の輪を活かして連携していく取り組みは素晴らしい。この取り組みを継続拡充して行かれることを期待します。」と感想を述べました。

 

 セミナー終了後には懇親会が行われ、泰日工業大学の学生による和太鼓やよさこい踊りのパフォーマンスが披露されたほか、末松教授が本学の最新の状況をクイズ形式で紹介し、本学関係者及び同窓生同士の親睦を深めました。
 クイズで好成績を収めたSirasith Suchartlikitwongseさん(2013年10月~2014年9月まで交換留学プログラムであるJYPEに参加し、工学部マテリアル・開発系安斎研究室在籍)は、「帰国してまだ日が浅いし、日本にいる友人達と連絡を取り合っている。今、タイで金属工学の研究員として活動しているので、東北大学や日本の学術界にはいつも関心があり、東北大の動向は良く知っている。」と述べました。彼はまた、「東北大学に留学して、最先端の研究に触れるだけではなく地域との交流や友人達とのかけがえのない繋がりを持つことができた。震災後、東北大学と仙台は劇的に復興をし、その中で過ごした思い出はとても多く、自分の糧である。東北大学には今後も益々発展し、世界と融和した大学として良き人材を育成していって欲しい。」と感想と期待を寄せました。

 

 タイ萩友会は、海外同窓会としては韓国、中国、台湾、インドネシアに続いて5番目になります。今後も年1回程度テーマを設定した同窓会セミナーを開催予定であり、活動が注目されます。

 

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