東洋大学

2020年度東洋大学日本語プレゼンテーションコンテストを開催しました

2021.01.27


2021
123日(土)に第3回東洋大学日本語プレゼンテーションコンテストを開催しました。

国際教育センターでは、日本語学習の機会と、また日頃の学習成果を発表する機会を提供する目的で、2018年度より日本語プレゼンテーションコンテストを開催し、本年度はその第3回目になります。

本年度は、当初19日(土)に開催を予定しておりましたが、コロナ禍による緊急事態宣言の発令を受け、全面オンライン開催に運営方法を変更したことに伴い、開催日を123日(土)へと変更しました。

今回のテーマは「COVID-19を超えて~アフターコロナと復興。未来への提言~」です。新型コロナウィルス感染症の世界的な流行を経て、私たちが築くべき未来についての提言を行ってもらいました。

予選を勝ち抜いた8名が出場し、それぞれの専門性を活かした視点で専門知識や調査で得られた結果をふまえたプレゼンテーションを行いました。どの出場者も流暢かつ高度な日本語を使いこなし、論理的で独創的なプレゼン資料に基づくプレゼンテーションしました。中には、独自でフィールド調査やアンケート調査を行い、その結果分析を発表する出場者もあり、非常に高度な内容構成の発表でした。

東洋大学では、留学生の日本語能力の向上、特に、日本での就職を視野に入れたビジネス日本語教育にも力を注ぎ、学術・実務の双方で活躍するための日本語力養成を推進していきます。


受賞者❖

1位:バズラチャルヤ ロバートさん(国際観光学部 国際観光学科 2年)
タイトル 「教育の再考:発展途上国向けの3R戦略」


COVID-19により教育を受けられなくなった学生、特に発展途上国の子供たちのためのオンライン教育を提言しました。自身も母国の子供たちのために運営に携わるオンライン塾「Rise & Soar」での実体験をもとに、3R戦略(RESILIENCE、REASSURANCE、REIMAGINE)により発展途上国が抱える教育の3大問題解決ができると訴えました。


2
位:エン メイロンさん(社会学部 社会文化システム学科 3年)
タイトル 「教えるから学ぶへ」

コロナ禍により大学では急速にオンライン講義の需要が増えるなか、教える側、学ぶ側、双方にとっての最適化に注目し、問題解決の新しいソリューションとして「Learn from teach」アプリを提言しました。観覧者が実際に携帯電話を手に取り、アプリを操作しているようにプレゼン資料に工夫を凝らし、臨場感ある演出を行いました。

3位:カク イシンさん(経営学研究科 経営学・マーケティング選考 博士前期課程 1年)
タイトル 「コロナと共に、企業の新常識」

COVID-19が経済にもたらす影響について、従来の金融危機との違いを考察し、日本企業のほとんどを占める中小企業に焦点を絞り、これからコロナと共に新常態化する企業の在り方を提言しました。withコロナ時代の中小企業には4つの新常識が必要だとして、自身の専門を活かした新常態を紹介しました。

観客賞:アルダ クラークさん(国際学部 グローバル・イノベーション学科 4年)

タイトル 「コロナと通して感じた外国人としての日本のマイノリティ」


 

LGBTDV被害者、外国人居住者など、日本におけるマイノリティとされる人々に着目し、COVID-19により不安な立場に置かれるマイノリティへの無関心が問題の根底にあると訴えました。ジェレミーベンサムや日本国憲法第14条に基づき、哲学的な提言を行いました。


決勝出場者(全8名)❖ ※発表順

 

エン メイロン (社会学部 社会文化システム学科 3年)

オウ リョウ (社会学部 社会学科 3年)

アルダ クラーク (国際学部 グローバル・イノベーション学科 4年)

チョウ タクケツ (社会学部 社会文化システム学科 2年)

チン ゲイカ (経済学部 国際経済学科 1年)
カク イシン(経営学研究科 経営学・マーケティング選考 博士前期課程 1年)
バズラチャルヤ ロバート (国際観光学部 国際観光学科 2年)

グエン ティ トウ トウイ (国際学部 グローバル・イノベーション学科 2年)


❖司会者❖


ガブリエラ クインシー ローズマリーさん(国際学部 グローバル・イノベーション学科 4年)




審査員

   田中 祐輔 准教授(国際教育センター)

   平畑 奈美 教授(文学部)

   牛窪 隆太 准教授(国際教育センター)

   久好 孝子 講師(国際教育センター)

   アンドレエフ アントン 講師(国際教育センター)

   陳 秀茵 講師(国際教育センター)


❖挨拶・講評❖

福川伸次(学校法人東洋大学総長)


矢口悦子(東洋大学学長)
学長


髙橋一男(東洋大学副学長/国際教育センター長)
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協賛企業・団体様(順不同・敬称略)



株式会社朝日ネット

株式会社アチーブゴール

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

株式会社共立メンテナンス

一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会

東洋大学グローバルサービス株式会社

東洋大学生活協同組合

公益財団法人日本漢字能力検定

有限会社ボンズ企画

株式会社三井住友銀行

森興産株式会社


主催

東洋大学国際教育センター