筑波大学

Tsukuba Global Science Week (TGSW) 2018を開催

2018.09.24

9月20日から22日の3日間,つくば国際会議場において,Tsukuba Global Science Week2018 (TGSW2018)を開催しました。9回目となる今回は,世界33か国,162機関から273名の発表者と,実数で1,600名を超す来場者を迎え,海外の協定校やつくば研究学園都市に所在する研究機関との共同主催を含む43のセッションが行われました。

TGSW2018は," Driving Sustainable Development"をメインテーマに掲げ,シンポジウム全体を通して,貧困,飢餓,医療,教育の普及,気候変動,不平等,水の安全,エネルギーの確保,都市化,環境の保全,社会正義等について,さまざまな立場から議論が交わされました。

TGSW2018総会における基調講演は,始めにベン・シュナイダーマン博士(メリーランド大学教授)から「The new ABCs research: Achieving breakthrough collaborations」と題して,次にクンダビ・カディレサン氏(国連食糧農業機関事務局長補兼アジア・太平洋地域代表)から「Food and agriculture in a Changing world」と題してお話しいただきました。

TSGW2018では,つくば機能植物イノベーション研究センター主催による「T-PIRCシンポジウム:次世代食料システム開発による持続可能な未来に向けて」を始め,40を超える研究セッションが開催されました。また,市民を対象としたイベントとして「インドネシア週間」をBiViつくば等で併催し,多くの方にご参加いただきました。閉会式ではTGSWに結集した研究者コミュニティが持続可能な開発を推進する決意を「つくば宣言2018」として公表し,盛会のうちに幕を閉じました。

来年度は,TGSWに代わり筑波会議委員会が主催する筑波会議が,2019年10月2日~4日の3日間「Society 5.0とSDGsを見据えた目指すべき社会の在り方とその実現に向けて取り組むべき課題」をメインテーマに,つくば国際会議場で開催予定です。

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