グローバル・アジア・コミュニティに貢献する多文化協働人材の育成

構想の目的

これからのグローバル化社会で必要とされる「実践的・創造的かつ指導的な技術者」、すなわち「グローバル技術科学アーキテクト」養成のためには、従来の常識を超えた抜本的なグローバル化施策を、全学レベルで断行することが必要です。
豊橋技術科学大学は、「技術科学(技術を科学で裏付け、新たな技術を開発する学問)の教育・研究」を使命とし、「豊かな人間性と国際的視野及び自然と共生する心を持つ、実践的創造的かつ指導的技術者の育成と、次の時代を開く先端的・先導的技術の研究」を理念とする大学です。この使命・理念に基づき、これまでグローバルな社会のなかで「技術を究め、技術を創る」人材育成を目的とした以下の明確なミッションを遂行してきています。

豊橋技術科学大学は、大学創設以来培ってきた教育力・研究力を土台としつつ、これまで踏み込むことが出来なかった、抜本的なグローバル化施策を全学的に実施し、国際通用性の高い「多文化共生・グローバルキャンパス」を実現し、「グローバル技術科学アーキテクト」を養成する大学への変革を断行します。

構想の概要

「グローバル技術科学アーキテクト」養成コースの新設
グローバル化に立ちはだかる壁を壊し、大学全体のグローバル化を先導

「グローバル技術科学アーキテクト」養成コースの新設

英語と日本語の2か国語を併用(英日バイリンガル)した学部・博士前期課程6年一貫教育の「グローバル技術科学アーキテクト養成コース」を、全課程・専攻に設置。本学マレーシア海外教育拠点(ペナン)や国際交流協定大学を戦略的に活用し高質な教育プログラムを提供し、世界で活躍出来る高度技術者を育成します。

多様な価値観の学生・教職員が共生するグローバル宿舎の新設
- 学内に多文化共生空間を実現する、グローバルキャンパスの核(コア)-

多様な価値観の学生・教職員が共生するグローバル宿舎の新設

日本人と外国人留学生が共生し異文化理解と多様な価値観に対する包容力を涵養する場として、英語を公用語としたシェアハウス型宿舎(180名規模)をキャンパス内に新たに設置。既存の学生宿舎・国際宿泊施設とも融合して、キャンパス内に800名規模(学生総数の約40%)の国際色豊かな「学・住・食」近接型の特区を形成します。

重層的な人材循環の強化
- 学生・教員・事務職員
すべてのグローバル循環を
加速・定常化 -

重層的な人材循環の強化

マレーシア海外教育拠点(ペナン)や国際交流協定大学を活用して、学生・教員・事務職員のあらゆる人材層においてグローバル循環を定常化。学生・教員・職員の言語/異文化コミュニケーション能力を向上するとともに、グローバル教務・学務システムの構築を実現します。

〈 10年後にあるべき豊橋技術科学大学の姿 〉

高専生及び世界の若者を受け入れ、技術科学で次の時代を切り拓き、世界で活躍できる高度技術者を育成する、大学院教育に重点をおいた技術科学大学。

言語・文化に捉われない工学教育を全学に展開し、学生・教員・事務職員すべてがグローバル化を推進している、国際通用力の高いキャンパス。